すずうくぬつ

自分のための、弟のしじゅうくにちです。その日に思い出した弟との思い出を忘れないように、必死こいて文字化しています。

就職活動

昨日は世の中では内定式だったんですね。

懐かしいなぁ。

年だけ取ってしまった、中身がカランコロン。

 

弟も就職活動では悩んでいた。

私と違って、『どっちに行こうかな』と。

(私は3.11直撃の超氷河期)

2つで悩んでいたけれど、どちらも魅力的で、それはもうめちゃくちゃ悩んでいた。

どちらも本気で就職したいと思って、本気でエントリーシートとか対策をしていたから。

本気で向き合ったところに決まるなんて、今思えばスゴイこと。

その後、彼はもっと語学スキルを生かしたいと思って再び本気の就職活動をし、見事にその席を勝ち取った。

この転職活動のときの話。

 

新卒で採用されたところに特別不満はないものの、語学スキルを生かせる場がもっと欲しいと思った弟。

調べて、引越し不要で転職できる職を見つけた。

そして、働きながら試験を受けることに。

そのとき、私は上の子の里帰り出産のため、実家にいた。

なので両親と3人して、弟の転職活動に首をズブズブに突っ込んだ。

弟も嫌な顔せずに、文章の添削などを求めた。

 

履歴書始め、提出物は全て手書きでフォーマットも指定されていた。

弟は詰めが甘いというか、『書き始めたら行が足りない』とか普通にやる男。

特に作文は危険、危険すぎる。

下書きは必須である。

しかし下書きなどするタイプではない弟。

心配した母が私に、「アンタちょっと下書きしてよ、薄ーく。」と頼んだ。

私も暇を持て余していたので、下書きを作成。

そして、弟に渡した。

弟は安心したようで、そのまま意気揚々と清書スタート。

横で見ていたら。

 

私の筆跡通りになぞっておる。。

 

アホー。

明らかに弟が自分で書いた名前・生年月日の筆跡と違うじゃないか。

代筆だと思われるじゃないか。

 

慌てて指摘。

弟、『やべ』と気付く。アホぅ。

 

作文の最初の5文字くらいは私の筆跡に近くなってしまったけれど、それ以降は彼の文字で書いた。

文章は自分の言葉なのに、ゴーストライターと思われたら勿体ない。

 

こんなことを経て、彼は無事に転職出来た。

 

筆跡、バレなかったのかスルーされたのか。

ちょっと気になる。