すずうくぬつ

自分のための、弟のしじゅうくにちです。その日に思い出した弟との思い出を忘れないように、必死こいて文字化しています。

2週間続いたのでお題に参加

今週のお題「好きなおやつ」

 

お題参加と、ブログっぽいことを。

でも内容は、弟のことをただひたすら、記憶が薄れないように必死に文字に起こしています。

いつもどおり。

 

きょうだい喧嘩の定番「食べ物」。

以前の記事でも書いたが、2人暮らししていた頃にプリンとアイスで喧嘩した。

2人暮らし中のバトル集 - すずうくぬつ

子供の頃は「半分こね」って渡されたお菓子を、そっちが多いズルいーとか、必ず喧嘩していた。

 

その中で印象深いのが、私が小学生、弟は未就学児だったころ。

2人とも大好きなアイス。

バニラアイスに、チョコレートがコーティングされたもの。

低クオリティパルムみたいなもの。

アイスは毎日祖父が買ってきてくれて。

祖父帰宅と共に聞こえるビニール袋のガサガサ音、

冷凍庫を開けたときに見える白いビニール袋、

ビニール袋越しにほんのり見えるアイスのパッケージ、

3段階ワクワクしていたっけ。

思い出の話のアイスは祖父が買ってくれたもの、ではなくて普通に冷凍庫にあった1本。

 

最初に弟が半分、残りを私が食べる、という約束で開けた。

そして弟が食べ始め、私はテレビを見ていた。

 

『おねーちゃん、あと半分いいよ』

と自分の分を食べ終わった弟が私に差し出したアイスは、ただのバニラアイス半分だった。

弟はチョコレートコーティングは全て食べた。

バニラアイスはヤバいと思ったのか、半分残していたけれど。

 

私は激怒した。

胸の中はパルム(偽)を食べるモードでワクワクしていたから。

まさかバニラアイスだけで来るとは。

弟を叩き、彼は泣いた。

父には「食べ物で喧嘩するな、食わせてないみたいじゃないか」と叱られた。

ごもっともだけれど、年齢1桁の子供2人、かたや未就学児に境界線のない食べ物の半分こは、非常に困難じゃないか。

まだ柿の種1粒ずつの方が喧嘩しないんじゃないか。

これは親の責任ではないか。

 

このときからもう少し大きくなると、

弟はラムネやモロッコヨーグルやガム、

私はおまけがメインのお菓子、

というように好みが合わなくなってきたのもあって、お菓子をめぐる喧嘩は多々あれ記憶にない。

そしてもう少し大きくなると、「私が席に座ってないのに先に箸伸ばすな」と喧嘩して、

3年前は私の朝ご飯だった焼き鮭食べられて喧嘩して、

ここ1年はお寿司のアナゴの数や栃尾揚げの数で喧嘩した。

 

まだ喧嘩するつもりだったのになぁ。

兄妹喧嘩している子供たちが眩しくて羨ましいや、面倒だけれど。

 

あ、私の好きなおやつは黒糖です。

以前はサワークリームオニオン味のチップスが好きでしたが、半年くらい前から胃が受け付けなくなりました。

無印のバウムクーヘンも半分でギブアップするようになりました。

40代になったら煎餅をお茶に浸していると思われます。