すずうくぬつ

自分のための、弟のしじゅうくにちです。その日に思い出した弟との思い出を忘れないように、必死こいて文字化しています。

記念写真

子供たちのバースデーフォトを撮影した。

娘1歳、息子3歳。

2人の誕生日は1ヶ月も違わないので、ちょうど良い。

息子は割と大人のお願い(もとい、指示)を聞いてくれるが、娘はGoing myway。

動いて動いて動きまくって、結局子供たち2人並んでいる写真は、煎餅を食べているときしか撮れず。

それもまた可愛い。

 

自分が大人になって、そして子供を産んでから、記念写真の面白さや意味を強く感じる。

夫と結婚する前は「別れた時に見るのが虚しくなる」と思ってほとんど写真を撮らず、8年付き合ったのに写真が無く、結婚式スライドショーの写真は合成して作ったくらい。

そんな私が、何かと節目に写真を撮りたがっている。

やはり、見返したりすると面白いから。

 

弟ともキョウダイなので、何度か記念写真を撮った。

弟は小さい頃、“半ズボン+白タイツ”の組合せを親の仇レベルで嫌っていて、母と祖母が必死に説得していたことが印象的。

(今、母になって思うが、白タイツはデザイン的にナシだ)

 

私が高校入学のタイミングではいとこ達も大学に入学したことから、弟と私といとこ達で記念写真を撮り。

そのあと、弟の提案でみんなでプリクラを撮った。

弟は『え〜本当に撮るの〜?』と嫌そうなことを言いながら、提案が採用されたことが嬉しいようでニヤニヤ。

撮影されたプリクラも、弟のニヤけた顔が写っている。

 

次に覚えているのは、弟が大学、私が大学院に入学したとき。

2人とも同じ大学なので同じ日の入学式。

入学式が行われた会場近くの写真館で、その日のうちに撮った。

その頃弟は18、記念写真とか恥ずかしくて仕方ない年である。

最初は嫌がっていた弟を母は必死に説得した。

そして、弟のことを1番可愛がっていた祖父があまり先が無く、どうしても見せたいという言葉が効いたのか、撮影に応じてくれた。

仮に撮影拒否したとしても、写真館は既に予約していたから、結果同じなんだろうけれど。

しかし18歳地方出身男子大学生、見た目は気になるけれどどうしたら良いかわからない感。

顔は自信がないから隠したかったようで、髪の毛長め。

でもクセが面倒(広がる)からストレート。

視力低いのでメガネ。

うーむ、アニメとかで見るオタク像、そのもの。

幸いスーツだし、チェックシャツは持っていないので、100%オタク像にはならないけれど。

このときの写真と、近い時期のスナップは実家の祖父の部屋に飾られたままである。

昨年弟と息子とその部屋に入って、写真を見たときと、私は息子に言った。

「ほーら、この頃のおじちゃんキモいよー今と違うねー」

弟は黙っていなかった。

『姉貴もなかなかパンパンじゃねーか』

 

息子よ、母と叔父は記念写真だけでこんな低レベル言い争い出来るんだぞ。

君も妹とやるだろうが、まぁ、アレだ。

ネタは存分に用意しておくけれど、程々にな。

出来れば争わずに微笑んでね。