すずうくぬつ

自分のための、弟のしじゅうくにちです。その日に思い出した弟との思い出を忘れないように、必死こいて文字化しています。

しじゅうくにちめ

今日は思い出は書けない。

気付いたら、ここで書き始めてから49日。

記事は昨日ので50件目。

 

最初のうちは、弟との思い出が薄れていくことが怖くて不安で寂しくて書き始めた。

グリーフケアのための、アウトプット。

最初は思い出すたびに懐かしくなったり微笑ましかったりで、自分の心も癒えていった。

私か弟を知る人に思い出を読んでもらいたい、私たち姉弟をもっと知ってもらいたいと思っていた。

そのうち、どういうわけか次第に全く縁のない方たちもアクセスしてくださるようになっていて、

矛盾しているかもしれないけれど、“全く知らない方に読んでもらえている”ことも、癒しに繋がっていった。

弟の存在を知る人が、1人でも増えてくれると、弟自身が寂しくないだろう、と思えて。

 

今は、思い出すけれど、断片的で、交わした会話も曖昧。

カラッとしたブログにしたかったのに、湿っぽくなることも増えた。

思い出すことが、「もう会えない」ということを強く突き付けるように感じて、とても切なくて苦しい。

 

エピソードだけじゃなくて、

行方不明になってからの苦しい心情とか、

地元で捜索がされている中で遠い県外から何もできないもどかしさとか、

子供たちと自分たち姉弟を重ねてしまって育児が辛くなる瞬間とか、

まさか人生がこんなに早く終わると思っていなかった弟の心情を察してみた気持ちとか、

そういうのも文字にしたい気持ちもある。

一方で、文字化されることで、辛さが頭に定着してしまうような恐怖がある。

忘れることなんて、絶対に出来ないのだけれど。

 

色々と書きましたが、間違いなく言えるのは。

私と弟どちらかでも知っている人。

どっちも知らない人。

とにかくここに1度でも来て、姉弟エピソードを読んでくれた皆様。

感謝の気持ちでいっぱいです。

(なんて唐突)

 

私はどのブログの読者にもなっていないし、

コメント欄も閉鎖している、

とにかく弟のことを好き勝手に垂れ流している無礼者なわけですが、

今更よーく見てみたら、

読者になってくださっている方とか、

スターをくださった方がいらっしゃることに気付きました。

びっくりしました。

 

これから先も、他の方との交流は出来る気持ちになれそうにないのですが、

折を見てこちらに来ていただいて、「日本のどこかに、こんな姉弟がいたんだなぁ」と思い出していただけると、

大変、有り難いです。

 

今日までありがとうございました。

また、よろしくお願いいたします。