すずうくぬつ

自分のための、弟のしじゅうくにちです。その日に思い出した弟との思い出を忘れないように、必死こいて文字化しています。

水回りをめぐるバトル

朝から動物園へ行って来た。

9時からなので、いつも登園する日よりちょっとだけ遅めの時間に出れば、空いてるときが楽しめる。

そう思っていたのに、そんな日に限って息子、いつもなら食事前の手洗いを嫌がって手ピカジェルみたいなものを使うのに、「手を洗うよ、えらい?」とノリノリで洗面台へ向かい。

さらにその後、超絶久しぶりに「おまるに座る!」とノリノリでトイレへ向かう。

えらい、えらいよ。

何で今日に限って、と思うけれど、それは大人の都合だから。

そう思いつつやはり口から漏れ出る「何で〜今日なの!」。

すまん。

 

息子が洗面台を丁寧に使っているのを見て、弟とは正反対だと思った。

2人暮らし中、それはもう、水回りの使い方で喧嘩した。

過去に書いたように掃除魔だった私(ほこり - すずうくぬつ)。

水回りに関しては、1人暮らししていたときは排水口が詰まって父親にパイプクリーナーで掃除させるレベルで嫌いだった。

が、2人暮らしになってからは気にならない程度に、綺麗に使おうと頑張っていた。

 

ただ弟、大変無頓着だった。

1番ひどかったのは洗面台。

なぜか洗顔したあとは、鏡が「霧吹きかけたの?」というレベルで水滴塗れ。

足下も、「コップひっくり返した?」というレベルで水浸し。

「アンタ汚く使う天才だわ」とネチネチネチネチ言ってた。

 

「ねえ、使った後に鏡とか足下見ないの?」

『は?見てるし。』

「じゃああんなびちょびちょなの、見えてるの?」

『…』

「何も思わないの?鏡見えづらいなーとか。」

『別に気にならない』

「アレが気にならないの?脳みそ視神経と繋がってんの?」

『何でそんな嫌味なの?』

「いや、意味わからんし。BBA(注:母のこと桃 - すずうくぬつ)に綺麗に使えって教えてもらわなかったの?」

『うるせえ』

 

こんな調子で喧嘩(私が捲し立ててるだけ…?)が絶えなかった。

ちなみに里帰り出産時にも同じことで喧嘩をし、私が母に注意されて、面白くなかった記憶。

文章化してわかる、敢えて挑発する言い方ひでえ。

 

お風呂でも1回あった。

弟の後に入ったら、浴槽に浮かぶ大量の髪の毛。

抜けてしまったやつ、というレベルではない。

浴槽内でカットでもしない限り、あんな量は浮かない。

わかるよ、洒落っ気というか、そういうの。

でもさ、せめて、せめて洗い場でやってくれ。

この時怒髪天だった記憶はあるけれど、衝撃的すぎてどうしたかは覚えていない。

掃除させたのか…も。私の性格を考えると。

 

結局、「お、共用の場所、綺麗に使えんじゃん」と彼に言うことは無かった。

生きていたら、いつか言える日が来たんだろうか。

1人暮らしの部屋はそれなりに綺麗だったから、誰か掃除する人が居ると緩んじゃっただけなのかもなぁ。

 

ちなみに弟、私の息子くらいの年齢時はめちゃくちゃ几帳面・神経質で。

モノはキチンと整列していないとダメ!絆創膏剥がれないように動かさないように濡らさないように!という性格だった。

今、息子がまさに几帳面・神経質。

これは将来、水回りをビショビショにされてしまうのではないだろうか。

恐ろしい。